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〜本当の人に優しいサービスとは〜

  • 執筆者の写真: リク
    リク
  • 2022年1月14日
  • 読了時間: 6分

更新日:2022年1月15日




近年の先進国では、貧富の差が問題となっている。日本もその中に含まれ、特に他の先進国と比べても中間層の位置が下がっている。そのため、貧富の差が大きいだけではなく、貧困の割合が大きくなっている。

その原因は日本人の国民性にある。ニュースなどを見ても、ネガティブな話が誇張されてしまう程、根本から差別、区別を嫌う文化が非常に強い国である。それは人間関係だけに留まらず、ビジネスの場においても同じ傾向が見られる。私たち一般消費者は、サービスに対してリターンの大きさで判断している。サブスクリプションなどのような、誰でも一定額を払う事で様々なサービスを受ける事が出来る仕組みを強化し、平等で差別が無い事を大切にしている。一見日本のサービスは平等で優しいもののように思われるが、実際には非常に残酷なモデルである。

ここからは、ビジネスにおいてサービスの中に差別を作らない事はいかに残酷な事なのか。そして、サービスに差別を作る事はいかに優しい事なのかについて具体的に航空会社の例をあげながら話して時に大きな航空機の場合、一度航空機を飛ばすのに1億弱の費用が必要となる。実際にボーイング777の東京⇆ニューヨーク間での内訳は下記の通りとなる。

(コロナ禍のため全体的に価格が上がっている)

エコノミー 147席 20万9500円

プレーコ 40席  38万6000円

ビジネスクラス 49席 76万5000円

ファーストクラス 8席 172万4000円


ファーストクラスとエコノミークラスの料金の差は、往復で車が買えるほどの差がある事がわかる。人々は、無意識のうちに飛行機という小さな世界の中にも格差や差別を作っている。しかし、この料金設定に対してそれはおかしいと声をあげる人はいない。


では、日本人が求めるように本当に差別を無くした場合どうなるだろうか。

飛行機のファーストクラスやビジネスクラスを全てエコノミークラスにした時に、座席数を増やす事ができ乗客可能人数を100人多くする事が出来る。一見100人も人数が増えたら料金は安くなるように感じる。しかし、全員がエコノミー料金を払った時、2400万円程不足額がでてしまう。不足分の採算を合わせるためには、更に一人あたり6万円から7万円の自己負担が増える。気付かない間に、7万円近くをビジネスクラス、ファーストクラスのVIP層の方々が負担してくれいたのである。


この結果からも、全てのサービスを平等にしてしまうと、自然と一般消費者の負担が増えてしまうという事がわかる。日本人は、差別を無くし平等にこだわるが故に、お金を出せな人からも沢山のお金を取ろうとしている。その結果貧富の差を更に加速させてしまっている。

ここまでの説明で、平等なサービスがいかに残酷で、人々を幸せにするサービスを産むためには、VIP向けのサービスや商品を作る事が重要であるという事がわかる。

ではどのようにしてVIP向けのサービスを作るのかについて話していく。

初めに「プレミアム」と「ラグジュアリー」の違いを明確に理解する事が必要である。

プレミアム: 競合がいる中での最上位

ラグジュアリー: 競合がいない状態


実際に車を例に話していく

プレミアムブランドを日本車やベンツ。

ラグジュアリーブランドをフェラーリやランボルギーニとする。


https://diamond.jp/articles/-/208503?page=3

我々消費者は日本車やベンツを購入する時に機能性を重視して差別化を図るだろう。

フェラーとやランボルギーニが売りにしている時速300キロ出す事が出来るような機能は果たして使うのだろうか。そのような機能は使う機会がなくあまり必要も感じない。しかし、値段で見るとスパーカーは日本車の10倍以上の金額で販売されている。


なぜこんなにも差が開くのか

プレミアムは消費者が値段を決めている

比較対象が沢山あるためより良いサービスが求められる→しかし、競合他社が多いとずば抜けた技術力を担保しにくい→ある程度上限が決まってしまい、価格での競争が始まる→低価格のまま価格が上がりにくい。


ラグジュアリーは売り手が値段を決めている

比較対象少ないが故に、消費者が値段で判断しにくい→生産者が値段をつけるとその金額が消費者の基準となる→金額が跳ね上がりやすい。

競合が少なければよく売れる事は誰しもが理解できる話である。

しかし、ラグジュアリーブランドのポジションをどのように獲得していくかを理解している人は少ないのではないだろうか。

一言で言えばラグジュアリー=夢である。

みんなが叶えたいと思っているけど、だれも持っていないそんな夢を叶える事でラグジュアリーブランドを作る事が出来る。

そして、そのサービスをラグジュアリーブランドとしてあり続けるためには

『夢=認知度ー普及度』の方程式が大切である。

世界中で有名なモナリザは、値段がつかない程貴重なサービスである。

なぜなら、所有しているだけでそこに人が集まり、収益を得る事が出来るため、売る必要がないからだ。モナリザは世界中の人々が知っていながら世界に一枚しかない絵画である。そのため、モナリザを先ほどの方程式にあてはめると下記のようになる。


『モナリザ=70億人ー1枚』


この値が大きければ大きい程ラグシュアリーブランドとしての価値は高くなる。

つまり5人が知っているものを5人にうっても意味がない。

100人が知っているものを5人に売るからこそ意味がある。


商品やサービスの認知度を上げる事は重要である。しかし、物をたくさん売ろうとすると 認知度だけではなく普及度も上げてしまっている。本当に必要な事は認知度と普及の差を大きくする事である。ラグジュアリーブランドのVIP戦略とは、買う事ができない人を増やす努力なのである。



私は将来必ず実現したい1つの夢がある。その夢の実現のためにも、ある程度の認知度を獲得した後に、認知度ー普及度の値を大きく出来るようなアイデアがいくつか思いついたためメモしておきたいと思う

①:認知度を上げるために

・SNSで発信をする→多種多様な仲間をつくり人脈を広げる→多種多様な人に見られるような投稿に心掛ける→みんなが知りたいような最新の情報に詳しくなる→毎日小さな学びを続け、必ずアウトプットする→SNSで発信する。


・ビッグマウス+謙虚であり続ける→自分の立てた目標をクリアし続ける→圧倒的行動力。圧倒的思考力。を身につける→ためになると思う事はまずは試す。どんなことに対しても自分の考えを持つ。→自身の考えから大きな目標として掲げる。


②:希少価値を上げるために(普及度を上げないために)

・有料化や限定化する事で参加者を絞る

・上手くいくと思うアイデアは発信の場所やタイミングを絞って希少なものにする

・夢を叶えるために本当に必要なことだけ引き受ける

・沢山の事を吸収し噛み砕き事で常に自分自身を最新の状態にしておく

・人がやらない事、人が嫌がる事をやる


認知度を上げるための考えは流れまで見えている。ただ、もう少し違う視点からも考えも欲しい。希少価値を上げるための考えは、箇条書きにはなるが、そのためのプロセスが思い付かない。というのが現状での感想である。

今後認知度を上げる方法や希少価値を上げるプロセスなど、思いつくたびにここにも付け足していきたいと思う。

 
 
 

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