〜効率よく夢を叶える方法〜

みなさんも何か夢を思い浮かべてくださいと言われた時に、一度は下記のような夢を思い浮かべる人が多いのではないだろうか。

・お金持ちになりたい

・良い暮らしがしたい

また、目標を教えてくださいと言われた時には、複雑で難しい目標の方が優秀な目標のように感じた事がある人も多いのではないだろうか。

しかし、このような目標は実現できる可能性がとても低い。目標は、具体的でシンプルなものほど実現出来る可能性が高まる。今回はそのような具体的でシンプルな目標を立てるためのコツについてSMARTの法則とメモの重要性から話していく。

初めにSMARTの原則とは、目標達成の確率を高めるために40年前に考えられた、効果的な目標設定方法である。SMARTの法則は「Specific」「Measurable」「Achievable」「Realistic」「Time-bound」の5つの頭文字から作られた法則である。

「Specific」具体性

目標は抽象的なものよりも、具体的であれば具体的であるほど叶える事ができる可能性が高まる。具体的な目標を立てるコツとして目標設定の際には５Wを当てはめて考える事が重要である。

「Measurable」軽量性

目標は計測しやすい目標でなければ目標の振り返りが行えず、質の高いPDCAを回す事が出来ない。計測可能な目標を立てるときのコツとして、目標設定の際には固有名詞を使う事が重要である。そのほかにも、数値で可視化できるような目標を立てる事で、チームのモチベーションを維持したり、連帯力を高める事ができる。

「Achievable」達成可能性

上記の二つの条件を満たす目標を立てた時に、もう一度本当に自分がやりたい事が考える事でこの問題は解決される。多くの人はこの条件を見落としがちだが、本当に自分が心から達成したいと思えている目標であるかどうかが非常に重要である。この条件を満たしてなければ、高いモチベーションを維持して目標に取り組む事はできない。

「Realistic」現実性

「難易度が高く達成率が低い目標」ではなく、「難易度が低く達成率が高い目標」をいくつも積み重ねる事が重要である。人は目標にクリアできない時間が続くとモチベーションは下がっていく。また、沢山の小さな目標を達成していくと自信にもつながる。そして、その積み重ねが気づいた時には自分の土台となっている。

「Time-bound」期限

期限を意識した目標を設定することで、具体的なアクションを明確にすることができる。期限がなくダラダラと仕事をしていては非効率的な時間を過ごしてしまう。適度な緊張感を持って目標達成に取り組むためにも、期限を設定することはとても重要である。期限を定める時に重要な事は、「近日中に」や「中長期的に」といった抽象的な表現は避け、具体的にいつまでにという期限を設けることが大切である。

「メモの重要性」

みなさんも興味を持ち出した事が急に目に入るような経験をした事がないだろうか。それは脳が興味を持っているものに対し、必要な情報だと考え吸収しようとするからである。つまり、紙に書く事で脳に仕事をさせる事が必要である。脳に具体的な目標を記憶させると普段の生活からその情報を吸収しようとする。そして、吸収された情報が有効活用されると脳は喜び、より目標達成のために必要な情報を集積するようになる。ただし、脳に対して定期的な再確認（アウトプット）を行わないと脳はサボってしまう。

『目標を紙に書き脳に記憶させる→脳は働き出し必要な情報を集めるよになる→定期的なアウトプットを行い脳が集めた情報を有意義なものにしてあげる→脳はもっと働き出す』

この好循環を回す事が目標を実現するために最もシンプルかつ効果的な方法である。